株式会社レグレーヌ（本社：福岡県福岡市南区、代表取締役 永本 光希）は、令和６年の年頭にあたり、以下により、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 

 

令和６年（2024年）年頭所感

令和６年の新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

旧年中は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
本年もみなさまのご期待に沿えますよう、従業員一同、より一層努力を重ねてまいりますので、変わらぬご高配を賜りますようお願い申し上げます。

 

さて、昨年は、５月に新型コロナウイルス感染症が５類感染症に移行され、それまでの入国制限などの各種規制が撤廃されるなど、経済活動は徐々に回復に向かう一年となりました。
人流も徐々に回復し、観光地は、外国人を含む多くの観光客で賑わうなど、いわゆる「リベンジ消費」による経済活動の活性化も見られました。

 

しかしながら、ウクライナ情勢の長期化によるエネルギー価格の高騰、１ドル＝１５０円前後という歴史的な水準に達した円安による原材料価格をはじめとした物価高騰など、中小企業のコスト負担はより重いものとなる中において、製品・サービスへの価格転嫁が難しい状況が続き、中小企業を取り巻く環境は、依然として厳しい状況が続きました。

このような厳しい経済環境下においても、福岡の中小企業のみなさまは、変化に対応すべく、さまざまな取り組みを進められました。
たとえば、新規事業への参入や海外展開など、積極的に挑戦する事業者が増えてきています。

株式会社レグレーヌにおきましても、このような事業者のみなさまを支援するため、経営戦略の策定や事業計画の作成、各種支援策（補助金等）の申請支援など、さまざまな経営支援サービスを提供してまいりました。

 

中小企業における収益は、好調な企業と低迷する企業の二極化が進んでいます。
雇用情勢は、構造的な人材不足が依然として強く、深刻化している中において、賃金引上げやデジタル化、脱炭素化などへの対応も求められており、経営環境はますます複雑化しています。

このような状況下において、株式会社レグレーヌでは、本年の言葉を「深根固柢」といたしました。
「深根固柢」とは、物事の基礎をしっかり固めて、揺るがないようにするという意味の言葉です。

 

これまで、新型コロナウイルス感染症による影響からの脱却のため、政府では、さまざまな支援策が打ち出され、多くの事業者が新分野展開や非対面での事業展開など、新たな事業展開に視点を向けました。

その一つとして、ポストコロナ・ウィズコロナの時代において、新分野展開などの思い切った事業再構築に挑戦する中小企業等を支援するための「中小企業等事業再構築促進基金（事業再構築補助金）」があります。

この「中小企業等事業再構築促進基金（事業再構築補助金）」に関して、昨年11月に実施された行政事業レビューでは、「強みが異なるはずの多くの事業者が全く同内容の計画により採択されており、詳細な実態把握やそれを踏まえた効果の検証が不十分ではないか」との指摘が見られました。

 

新たな取り組みは、中小企業にとって必要不可欠なものです。

しかしながら、新分野展開をはじめ、新たな取り組みを行うためには、まず何よりも自社の強みを掘り下げるとともに、しっかりとした経営基盤の確立・強化を図ることが必要不可欠となります。
自社の強みを的確にとらえ、さらに深く掘り下げるとともに、しっかりとした経営基盤を確立することで、不確実性が高く、複雑化する今日の経営環境下においても、さまざまな課題に対応することができ、自社の成長を図ることが可能となります。

 

株式会社レグレーヌでは、本年を複雑化する経営環境下においての新たな時代のスタートの年と位置付け、福岡の中小企業の持続的な成長を支援するため、経営基盤強化の取り組みを重点的に行ってまいります。

株式会社レグレーヌは、令和6年も福岡の中小企業のみなさまの成長を全力で支援してまいりますので、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

本年もみなさまにとって素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

 

令和６年１月１日

株式会社レグレーヌ
代表取締役　永本　光希